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​NEWS

2009/11/26

お知らせ その1

「音楽の友12月号」後ろから8ページ目(News&Information)に、記事が載っています。10月の「上野由恵フルート音楽日誌vol.2」のコンサートレポートです。

もひとつ お知らせ

もうすぐ封切りになる話題の映画「○○○カンタービレ」、実は役者さんの演技(演奏)指導等で制作に参加していました。

完成したということで関係者の試写会で一足お先に観てきましたが、ドラマ同様とっても楽しく、奥深い内容で感激でした!

エンドロールにちっちゃく名前が出ているのも、嬉しいものですね。音楽好きのみなさま、ぜひぜひお楽しみに♪♪

※写真は、東京オペラシティ内に設置されていた巨大クリスマスツリーです。(リハーサル前に通りがかったので撮りました。)

2009/11/25

先日の記事で「目が回りそうーー@_@」と書きましたが、なんとか目も回らず、元気に走り回っています!!

22日は荻窪でコンサートを終えた後、急いで新幹線に飛び乗って長野へ。長野市民合唱団コールアカデミーの定期演奏会への出演でした。

今回演奏した曲は、ジョン・ラターという1945年生まれのイギリス人作曲家による「レクイエム(鎮魂歌)」。聴いて一番に連想したのが、フォーレ作曲:レクイエム(私の大好きな曲です!)だったのですが、それもそのはず、ラターはフォーレに触発されてこの曲を書いたのだそうです。

この世のものとは思えないような美しい旋律と、包み込まれるようなあたたかい和声、そして旧約聖書の祈りと癒しの言葉の数々…。演奏しながらゾゾゾと鳥肌が立ってしまうくらい素敵な曲でした。

これまで知らなかった曲に出会えた喜びと、合唱団の方々が1年かけて練習してこられた思い入れのある舞台を共に過ごすことができた幸せを噛みしめながら、とっても充実した時間を過ごすことができました。

お世話になったコールアカデミーのみなさま、ありがとうございました。これからのますますのご発展とご健勝を、心よりお祈りしております!

演奏会を終えて私はまたすぐ新幹線へ飛び乗り、東京へ戻って受験生のレッスン。そして深夜まで練習練習練習。。。zzzZZ...

そして今日からは東京フィルのエキストラとしてメンデルスゾーンに浸っています!
メンデルスゾーン!!こりゃまた素晴らしい曲で…… と書きだすとまたまた長くなるので、今日はこの辺で!笑

※21日は盲導犬育成のチャリティーコンサートだったため、なんともかわいいお客さまが客席に。リハーサルから本番が終わるまで、ずっと大人しく演奏を聴いてくれました。盲導犬としてのお仕事中ではなかったのでお許しをいただき話しかけに行ったら、ご挨拶のペロペロしてくれてまたまた感激!思わず抱きしめてしまいました!!撮影:ボックリ博士さま

 

2009/11/24


21日杉並公会堂、22日ギャラリー遊美、両日とも満席のお客様に見守られながら、楽しく集中して演奏することができました。お越しいただき、あたたかく聴いてくださったみなさま、ありがとうございました!!

チェンバロとのコンサート、そして全曲バロックというのは、今回が私にとって初めての経験でした。

実はこれまでバロック音楽に向き合う(演奏する)時の精神状態について、なかなかいい状態を見つけられずにいたため、一つのコンサートとして楽しんでいただけるものを完成させるにはどうすればいいか、かなり模索をしました。

悶々としながら「どのように演奏するべきか」ということをずっと考えていたのですが、ピンときたのは、他愛もない会話の中で友人の圓井晶子さんが口にした、「何かが完成していく(作っていく)その『過程』を見せることの必要性」という言葉でした。

そうか!家づくりに例えれば「土台を築き」、「柱を立て」、「屋根を組み」、「壁を作って」…という一連の様を、みなさまに順にお見せしながら完成形(全体)までの過程を披露するという感覚は、音がどんどんと積み重なっていくバロック音楽を吹くときの精神状態にぴったりかもしれない!そう思いました。

そんなわけで、今回は、音楽が始まってから最後の大きなカデンツ(終止形)へ向かっていく過程で起こる、様々な変化や発展などを、丁寧にひとつづつ積み重ねていく気持ちで演奏をしてみました。

そうやって演奏していくと、曲の最後のカデンツの緊張が解けたときの感動が以前よりもとっても大きく、「あーーーやっと辿り着いたぁーー!」という達成感とともに曲を吹き終えて、なんとも気持ちのいいこと!感覚的なことなのでうまく文章にするのは難しいですが、今回のコンサートのおかげで一つ成長できた気がして、とても嬉しい私です。

また、今回初共演となったチェンバロ奏者の渡邊温子さんにもたくさんのことを教えていただき、本当に勉強になることだらけの数日間でした!

最後になりましたが、何から何までお世話になった中村義政さま(このHPではおなじみボックリ博士さま)、荻窪音楽祭事務局長の西江行雄さま、荻窪法人会のみなさま、盲導犬協会のみなさま、ギャラリー遊美の青木晋一さま、そしてあたたかく見守ってくださった会場のみなさまに、心から感謝申し上げます。

※写真撮影:ボックリ博士さま
 

2009/11/20

札幌&山形から戻った翌日からリハーサルをしていましたチェンバロとのコンサートも、とうとう明日になりました!

チェンバロ渡邊温子さんと、バロック作品を集めてのコンサート。お馴染み名曲から無伴奏パルティータ、ソナタまで、盛りだくさんなプログラムになっています。また、曲についてのお話も(小ネタも多々)楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります!!

21日と22日の荻窪音楽祭でのコンサートを終えたら、私は急いで長野へ向かいます。その日は夜までリハーサル、翌日23日は長野県県民文化会館でのコンサートに出演します。そして24日からは、東京フィル定期のエキストラとしてリハーサルが始まります。ん~書いているだけで目が回りそうであります(@_@) 目だけでなく、指もしっかり回っておくれ~。

※写真は、札幌のテレビ塔です。タクシーから見て、「テレビ台だ!テレビ台だ!」と騒いでいた私でしたが、「テレビ塔だよ!テレビ台はお茶の間にあるやつ!(笑)」との共演者からの素早い突っ込みをいただきました(恥)。
 

2009/11/19

この旅で何度も感じて学んだ「人生において大切にしなくてはいけないこと」について。

今回、心から尊敬できる素晴らしい仲間(札幌ではテノールの布施雅也さんとピアノ圓井晶子さん、山形ではソプラノの佐藤容子さんとメゾソプラノの佐藤寛子さんと作曲家の三宅悠太さん)と、真面目な話からふざけた会話までみんなでわいわいと語り合いながら、舞台に立ち、思いを共有して過ごした時間は、何にも代えられないかけがいのないものでありました。

そして地元の方々と出会い、優しさに触れ、感謝と感動に包まれる幸せは、まさに「プライスレス!」。

素晴らしい友人や仲間に恵まれ、たくさんの方々に支えられ、心のつながりを感じながら生きていられることは、なんてありがたいことなのでしょうか。

これからも、人の心と誠実に向き合い、感謝の心を持って生きていくこと、そしてもっともっと深くて広い心を持った人間になれるように、努力していきたいと、強く思います。

※山形のお蕎麦屋さんを訪れて。左から、佐藤寛子さん、佐藤容子さん、私、三宅悠太さん。

 

2009/11/18

翌日は、佐藤姉妹のお父様が校長先生を務めていらっしゃる「山形盲学校」でのコンサートでした。 

演奏会が始まって、「演奏のお姉さんたちが、赤、ピンク、青の素敵なドレスを着て入場されていますよ~。」という学校の先生のアナウンスに、子供たちの表情が輝きます。 

「目は見えないけれど、耳で聴こえるものに対する感覚はすごいです」と先生から伺っていたとおり、すごい集中力で音に心を向けて演奏を聴いてくれました。 

途中、自分が目を閉じて演奏していたことにハッと気がつきました。「音楽が、私の心からみんなの心へ、何にも邪魔されることなく、まっすぐ飛んでいきますように」という精一杯の気持ちでした。 

とても大きな苦労や難題を乗り越えながら生きている方々に、私なんかができることは本当にちっぽけで、自分の無力さを痛感することばかりです。しかし、いつかもっと役立つようなことができたら、との想いはどんどん強まっているように思います。 

演奏後、子供たちが取り囲んでくれました。フルートを触って「わぁー細いね」「こんなに長いんだね」、ドレスを触って「わぁーきれい」「ふわふわしてるんだね」との純粋な言葉に、また涙腺が緩んでしまいました。 

一人の女の子は、ギュッと強く手を握って楽屋まで一緒に歩いてくれました。生徒代表の挨拶をしてくれた男の子は元気な声で「うえのよしえさん!じょうずでした!」と、またまた感激のスピーチでした。

人生の中で最も大切にしなくてはいけないこと、ここでも大きなことを学ばせてもらった気がします。

※山形に到着した翌朝、大きな虹を見ました。写真では薄れてきてもうほとんど見えませんが…。今思うと、素敵な旅の出会いをを予感させるような、美しい空でした。

2009/11/17

山形では2つのコンサートに出演させていただきました。本番はもちろん、リハーサルや打ち上げ、そのほかの時間全て
、もう何から書けばいいかわからないくらい、素晴らしい出来事だらけの3日間でした。

山形は、昨年からたくさんの学校コンサートで一緒に全国を回っている、ソプラノ佐藤容子さんとメゾソプラノ佐藤寛子さん(姉妹で日本歌曲を重唱されていて、実力も人間性も本当に素晴らしい歌手です)の地元で、話を聞いては「行きたい行きたい!」と願っていた場所であります。

今回その願いが叶い、「こーろ・たまゆら」「やまのべ女声合唱団」の合同演奏会にゲストとして出演させていただき、山形テルサ満席のお客様に演奏を聴いていただくことができました。予想していなかった「アンコール!アンコール!」の盛大なかけ声が会場中から湧き上がり、全員で一体になって熱唱(私は演奏)した「ふるさと」の壮大な響きは、今でも耳に残ってはなれません。

打ち上げでも、それぞれの方々の素晴らしいスピーチと心温まるおもてなしに心揺さぶられ、涙があふれて大変でした。まさか打ち上げであんなに泣いてしまうとは…。佐藤姉妹を育てた吉田ユカリ先生の魅力的なお人柄、合唱団の方々や、周りの全ての方々の優しさに、感動しっぱなしでした。

人が人を思いやり、愛情をかけあい、ともに喜びを共有するという、なんとも単純で、けれど一番大切なことを、この旅で痛いほど考えさせられたように思います。

そして翌日の山形盲学校でのコンサートでも、またまた素敵な素敵な体験をすることとなります。つづく…。

※山形はちょうど紅葉の時期。美しい景色に心癒されました。

2009/11/16

人のあたたかさに触れ、大自然の美しさに触れ、仲間たちと語り、笑い、みんなで輪になって踊り(東

京音頭、花笠音頭)…、どのシーンを切り取っても楽しく素敵な思い出ばかりの旅でした。

札幌では、芸大教授の佐野靖先生率いる演奏チームとして、上野幌東小学校(「かみ のっぽろ ひがし」と読みます)を訪れ、たくさんの子供たちと地域の方々に演奏を聴いていただきました。

子供たちのキラキラした笑顔は、普遍的に美しいものです。そんな中で一緒に音楽を楽しむだけでも幸せなのですが、今回は、初めて見る楽器に放心状態になっている子がいたり、一心不乱に拍手してくれる子がいたり…、現代には珍しいくらい素直で純粋な魂に触れ、私もたくさんの元気をいただきました。

上野幌東小学校の先生方、PTAのみなさま、本当にありがとうございました!!

演奏後は、余韻に浸る間もなく急いで新千歳空港へ。共演者と別れて、一人山形へと飛びました。

※札幌入りした夜、二条市場を訪れました。共演者のテノール布施雅也さんと、ピアノ圓井晶子さんと、お寿司を食べてそのままラーメン屋さんへハシゴ。よく食べました(笑)。

2009/11/13

「主人公や作家の言葉に自分を見るから、人は夢中になってむさぼり読む」 とは、作家・角田光代さんの言葉です。

先日、新聞の文芸欄に書かれていたものですが、「なるほどそうだなぁ」と感じています。

明日からの演奏旅行のお供にと、新しく3冊の文庫小説を買ってきたのに、昨夜就寝前と今日の電車移動であっという間に読み切ってしまいました。1冊は800ページもあるものなのに…(汗)。

読み始めると止まりません。文章の流れに身をゆだねながら、どんどんその情景にはまり込んでしまうのは、やはり主人公に自分を重ね合わせてしまうからなのでしょう。共感し、応援し、また時にいじらしく感じたり、嫌悪感を抱いたり、様々な感情を共にしながら、新たな時空で一人の人生を歩むのです。

読み終わると、最初のページをめっくっていた時の自分とは明らかに違っていることを実感します。爽快感や、絶望感や、さまざまな感情とともに、一つの人生を「生き抜いた」という達成感。

これがあるから、読書がやめられないのかもしれません。

さて、明日は空港で本を購入して、また新たな時空の人生を旅しながら、札幌へ向かいます。
今年2回目の札幌。そして初めての山形。良い滞在になりますように…!!

 

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