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JTが育てるアンサンブルシリーズvol.42

2009/02/01

 

昨日の『JTが育てるアンサンブルシリーズvol.42』にお越しくださった方々、ありがとうございました!
朝から雨が降り続けていたにもかかわらず、たくさんの方に聴いていただけて本当に幸せでした。

今回は、「色彩溢れる室内楽」というタイトルで、フランスの作品ばかりで組まれたプログラムでした。

ドビュッシーが晩年に作曲した「フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ」はこれまで何度か演奏させてもらったことがありますが、毎回とてもとても苦戦してしまいます。
演奏の正解・不正解というものは(作曲家が亡くなった後では特に)すごく曖昧なものです。演奏家は、楽譜に記された最低限の情報に加え、その曲以外の作品、文献(周囲や本人が語った言葉等)、時代背景・・・様々なものから情報を集め、作曲家がどのような音楽を求めていたか、ということを考えていくのですが(ちなみに私はこの作業が大好き(笑))実践して演奏する中で作曲家との距離が縮まった感覚を得ることもあれば、全く近づけないこともあります。

今回ドビュッシーを演奏するにあたり、ピアノ曲や歌曲、オーケストラ作品などを聴いて、どのように演奏したらいいかをずっと考えていました。作風はどんどん変化していき、晩年には古典的なフランス音楽に戻ろうとしたドビュッシー。「透明感と色彩感、自然な流動感、柔軟さと輝きの共存、3つの楽器の調和」など、表現したいことは山ほど見つかりましたが、一瞬掴めそうになった世界はすぐに消えてしまう・・・ということの繰り返しでした。

昨日の演奏は今の私の精一杯ですが、これからまた色々な経験を重ねることで、また今回とは違った見方でこの曲を捉えたり、演奏も変わっていくということは楽しみでもあります。こういう素晴らしい作品と関わりながら(果敢にアタックしてたまに撃沈したりしながら(笑))成長を続けていけることに心から感謝して、勉強を続けていきたいです。

プロデューサーの山本正治先生をはじめ、共演者の方々、いつも温かい心配りでサポートしてくださるJTアートホールの方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!


追伸:終演後、いつも応援してくださっているたくさんの方々が面会にいらしてくださいました。直接感想を伝えていただき、とても嬉しく思いました。また、フルートの楽器ケースにサインをする、という生まれて初めての経験もさせていただきました。恥ずかしくて端っこのほうに描かせていただきましたが(笑)。喜んでいただけて良かったです♪
たくさんの方々に見守られ、応援していただいているおかげで、こうして音楽を続けていられてるんだということを改めて実感できた時間でした。これからも頑張ります!!


※写真は、昨年芸大のティーチングアシスタントとして指導させてもらっていた副科の生徒さんたちから終演後いただいた可愛いお花束です♪「ピンクは先生のイメージだから」と言われてちょっとニンマリ(笑)


 

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