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阿修羅展

2009/06/02

 

興福寺の阿修羅像を一目見たくて、先月、東京国立博物館を訪れました。

展示を見進み、すさまじいオーラを放ちながら立つ阿修羅像が遠くに見えた瞬間・・・、思わず息を呑みました。
「崇高な」としか言いようのないような姿に、その場だけ時空の流れが違っているような、不思議な感覚に襲われていました。

全てを包み込むような優しい表情と、それに対比した、内面や本質を厳しく見つめるような鋭い視線。
今にも宙を泳ぎだしそうな繊細で美しい腕の動き。安定感や力強さと、繊細さの同居・・・。

このような人間以上ともいえる崇高な姿を、人が作り出したということ。
そして大勢の人の手によって長年にわたり大切に守り抜かれてきたということ。
この阿修羅像が目にしてきたこれまでの日本。これから目にしていくであろう世の中の移り変わり。
・・・様々なことを想像しながら、しばらく茫然とその場に立ち尽くしてしまいました。


 

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