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札幌&山形の旅 3

2009/11/18

 

翌日は、佐藤姉妹のお父様が校長先生を務めていらっしゃる「山形盲学校」でのコンサートでした。 

演奏会が始まって、「演奏のお姉さんたちが、赤、ピンク、青の素敵なドレスを着て入場されていますよ~。」という学校の先生のアナウンスに、子供たちの表情が輝きます。 

「目は見えないけれど、耳で聴こえるものに対する感覚はすごいです」と先生から伺っていたとおり、すごい集中力で音に心を向けて演奏を聴いてくれました。 

途中、自分が目を閉じて演奏していたことにハッと気がつきました。「音楽が、私の心からみんなの心へ、何にも邪魔されることなく、まっすぐ飛んでいきますように」という精一杯の気持ちでした。 

とても大きな苦労や難題を乗り越えながら生きている方々に、私なんかができることは本当にちっぽけで、自分の無力さを痛感することばかりです。しかし、いつかもっと役立つようなことができたら、との想いはどんどん強まっているように思います。 

演奏後、子供たちが取り囲んでくれました。フルートを触って「わぁー細いね」「こんなに長いんだね」、ドレスを触って「わぁーきれい」「ふわふわしてるんだね」との純粋な言葉に、また涙腺が緩んでしまいました。 

一人の女の子は、ギュッと強く手を握って楽屋まで一緒に歩いてくれました。生徒代表の挨拶をしてくれた男の子は元気な声で「うえのよしえさん!じょうずでした!」と、またまた感激のスピーチでした。

人生の中で最も大切にしなくてはいけないこと、ここでも大きなことを学ばせてもらった気がします。

※山形に到着した翌朝、大きな虹を見ました。写真では薄れてきてもうほとんど見えませんが…。今思うと、素敵な旅の出会いをを予感させるような、美しい空でした。

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