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我、汝に為すべきことを教えん

2010/04/02

 

リサイタルの準備の合間に、とても興味深い本を読んでいます。

大作曲家たちが作曲中に得たインスピレーション(本書の中では「霊感」という言葉で示されます)について、それぞれの言葉で語ったものをまとめたものです。

音楽に限らず美術や文学など、後世に残る不滅の名作には、ただならぬ力が宿っていると誰もが感じていることだと思います。現実とは全く違う時空を垣間見ているように感じることもしばしばです。

モーツアルト、シェイクスピア、ベートーヴェンが「創作主がいつも共にいてくださると実感」していたのは納得ですが、ブラームスが、その状態(作曲中の)がどんな様子であるかを語っているくだりは本当に興味深いものがあります。

ブラームスが「ここで語ったことは自分の死後50年経つまで世の中に出さないでほしい」と伝えたところに、この本の持つ大きな意味を感じずにいられません。

※我、汝に為すべきことを教えん-作曲家が霊感を得るとき- 
アーサー・M・アーベル著、吉田幸弘訳 春秋社

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