NEWS

イサン・ユン 生誕100年記念コンサートによせて

2017/09/14

今年も武生国際音楽祭に来ています。

世界初演など多くの現代作品に携わる他、今年は作曲家イサン・ユンの生誕100年ということで、2つの関連イベント(細川俊夫先生による講座と生誕100年記念コンサート)に出演させていただくことになっています。

 

9月17日のコンサートによせて、音楽祭のプログラム用に書いた文章を、ここに引用いたします。

 


【武生国際音楽祭 イサン・ユン コンサートに寄せて】

イサン・ユンの作品を初めて聴いた時の衝撃を、今でも忘れることができません。東洋の神秘的な響きとともに、言葉にならないような人間の生々しい感情がまるで生きているように心に迫ってきました。自分がそれまで親しんできたクラシック音楽のイメージを180度覆されるような経験でした。高校2年生の秋のことです。


それ以来、他の作品や関連文献に触れることで、その波乱に満ちた生涯や、彼が持ち続けたアジア人としての精神性や哲学を知り、より強く引き込まれていきました。大学院の卒業論文では「イサン・ユンのフルート作品とその演奏法」をテーマに取り上げ、2011年には同氏のフルート作品のみを集めたCDをリリースさせていただきました。


実際にお会いすることは叶いませんでしたが、数年前より細川俊夫先生から貴重なエピソードを伺ったり演奏のアドバイスをいただいたりするおかげで、より身近な存在として向き合えるようになってきたと感じています。


今回、武生国際音楽祭で『イサン・ユン生誕100年記念コンサート』がまさに同氏の誕生日(9月17日)に開催され、私もその舞台に立てることは何よりの喜びです。全身全霊を込めて、この特別なコンサートでの演奏を務めたいと思っております。

 

                                 

 

 

Please reload

アーカイブ
Please reload

© Yoshie Ueno  all rights reseived