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執筆者の写真Yoshie Ueno

力強い音と繊細な音



こんにちは。いつも演奏を聴いてくださり、ありがとうございます。


質問を拝見しました。力強い音色が評価されているとのこと、素晴らしいですね。

そこはMさんの大きな長所だと思うので、自信を持って大切にしてほしいです。


ご自身は音色に対してもどかしく感じることもあるかもしれませんが、フルートの音色はある程度その人の持って生まれた(声のような)ところがあります。


ですので、今あるその力強い音を否定するのではなく、より際立たせるために、繊細な音も練習しようという気持ちでいると良いと思います。決してキャラチェンジする必要はないと思いますよ。


そういえば以前、大学の同級生の多久潤一郎君がこんなブログを書いてくれていました。



自分も皆も、意外と本質は変わらないようです(笑)



さて、前置きが長くなってしまいましたが、Mさんのように強い音はしっかり響かせられるという方には、ロングトーンをしながらf(フォルテ)から時間をかけてディミヌエンドしていき、極限の弱さをキープするという練習をおススメします。


その際、弱くしてもf(フォルテ)の時の音の響きを失わないように気をつけてください。


p(ピアノ)をキープするためにはかなりの息のスピードが必要だと感じることと思います。そのスピード感が身に着けば、イメージされる澄んだ繊細な音色にも少し近づけるはずです!


(力が入ってしまうことへの対策は、昨日の記事 唇の震えを参考にしてみてください。)

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