「ビブラートはどこでかけるのですか?」という質問はレッスン等でもたくさんいただきます。おなかでかける、のどでかける、世間には多くの情報が出回っているようです。
先生によって指導のされ方は様々だと思いますが、ここでは私が編み出した、とっておきのビブラート習得方法をご紹介しますね。
ボイストレーニングからヒントを得て
あるとき、生徒さんにビブラートをどのように説明しようかなと考えながらテレビを見ていたら、「カラオケで高得点を出すには」という番組が目に留まりました。
その中で、ボイストレーナーの先生が、「キレイなビブラートをかけるには、ペットボトルを使うとよい」とおっしゃっていたのです。
番組では、マイクを片手に持ち、ペットボトルをもう片手に持ち、長い音符でそのペットボトルを振りながら歌っている方が映り、採点機で高得点を叩き出していました。
「これはもしかしたらフルートでも応用できるかも」と閃いて早速試してみたら、やはりフルートでの感覚と一致していました。具体的には、以下のとおりです。
ペットボトルを使ったビブラート習得方法
楽器は持たずに、利き手でペットボトルを持ちます。
脇を締めてペットボトルを持ち上げます。
「あーー」と声を出しながら、ペットボトルを前後に(小刻みに)振ってみてください。
何度かやってみて感覚がわかってきたら、そのままペットボトルなしで「あーー」と声を揺らしてみます。
(イラストは、お恥ずかしながら、また私が描きました。自画像です笑)
この方法を使うと、おなかだけでもなく、のどだけでもなく、自然に息を揺らす感覚をつかめるはずです。ぜひ質問者さんも、お嬢様と試してみてください。
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