曲を勉強するとき

最終更新: 2018年4月5日



なおさん、いつも動画を観てくださっているとのこと、ありがとうございます。


「どのように曲を知って深めていくか」という同種のご質問は、ペンネームななさんからもいただきました。


作曲者を調べる

作曲者はどこの国の人で、どんな時代の人で、どんな人生を送ったのか、ということは皆さんまず調べることと思います。


私も知らない作品を勉強するときはもちろんそこからです。ただ、この情報だけでは作品をわかったことにはなりません。


その人を知りたいならば友人を見なさい」という言葉があるように、その曲のことを知るためには、その人の他の作品、その時代の作品、同様式の作品を知る必要があります。


周辺の作品を知る

例えば、フルートの学生さんがよく演奏するイベールのコンチェルト。レッスンにこの曲を持ってくる生徒さんに、「イベールの他の曲を知ってる?」と聞いたら、皆黙ってしまいます。私はこの曲を勉強するときには、彼のオーケストラ作品「寄港地」、サックスコンチェルト( 室内小協奏曲 )を聴くことを必ずおススメします。楽器の制約を超えて、作曲者が表現したかったことを感じることができるはずです。


また、同じ時代や、同じ様式で書かれたとされる曲を知ることも大切です。

フルートソロのレパートリーが少ないと言われるロマン派も、弦楽器やオーケストラ作品に目を向けると、莫大なレパートリーから様式感を勉強することができます。


今はWikipediaやYoutubeで、いくらでも調べられる時代になりました。ぜひ興味を持って調べてみてください。偉そうに言っている私も、知らないことだらけです。知らないことに出会っていく、それが新しい曲を勉強する中で、とても楽しい作業なのです。


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